2007.06.25
category : ふぃりぴん人
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フィリピン人 バゴオン・アラマン エビ オキアミ
先週参加しヒジョーにその参加を悔いているパーティについてはまた別の機会にくわしく書くとして、今日はパーティであったやりとりをひとつ。
好き嫌いは激しく分かれるであろう皆さんご存知のバゴオン・アラマン。匂いがいやだという人、臭いよあれ、クセーぜあれは、ざけんなクサヤかよ、な人が多いんだろうが、これが気にならなくなると癖になってしまう。ま、多少臭いのは発酵食品の美味さの素でもあるので勘弁してやってほしい。豚バラを適当な大きさにカットして、このバゴオン・アラマン(あらかじめ炒めたもの)とまたフライパンで炒めたやつは、白米がばくばくいけるほど旨い。臭い納豆も好きだが納豆よりこれのほうがばくばくいける。(当社比)
で、パーティなんだが、非比人(こう書くとまぎらわしいが、当日の参加者の割合からすると非比人の我々がマイノリティだったのだ。だからここでは非を使う)の参加者が自分以外にもいて、と言っても集まったピナイ連中の日本人旦那というのは一人もいなかった、なんでだ。ええと、そいで、その非比人の一人がテーブルにあったバゴオンを見て、「これ、なあに?」と。
すぐさま周りにいた数人のピナイが、自国の料理はやはり自慢したいんだろうか、あるいは自慢できると固く信じているのか、嬉しそうな表情を浮かべながら、「それ、小さいシュリンプ、エビですよ」と言った。エビは大きさ順に小さいシュリンプ、シュリンプ、プラウン、ロブスター、ってか?(爆)
またですか、と思った。黙ってればいいんだけど、思わず「いや、エビだと思っててそう言うフィリピン人すごく多いけど、それはエビじゃないですよ」と言った。途端にそのピナイ連中が「あんた日本人でフィリピン人じゃないだろうが。何も知らないくせに何言ってる?」的表情を。(笑) いや、誰も口には出さなかったんだけど、顔に書いてあった。(笑)
最初に質問を投げかけた非比人が「じゃ、なんなんですか?」と聞いてきたので、「形はエビに似てるけどまったく違う生物であるオキアミです。ペンギンとかクジラが食べてるアレです。オキアミとかってフィリピン人知らないんですよ」と答えた。そして周りを見ると、近くにいるピナイ連中がまだコワい顔でこちらを見ていた。ひー。いーじゃねーか、まずいなんて言ってるわけじゃないんだし。現にこちとら好きだっての。だけどエビじゃねーんだって。(笑)
英語でオキアミはkrillとかbrittとか言う(学名はもっと難しい)のだが、これで言ってもその英単語を知らないフィリピン人(こう書くと怒る人がいるだろうけど、特に在日比人。ま、でもほんとだからね)は多く、アラマンはsmall shrimpだと言い張るヤツが多い。だからエビじゃないんだっつーの。
フィリピン人、アタマカタイネー、の話であった。
ちなみにオキアミは動物性プランクトンの一種である。日本でも確かどこかの地方では佃煮とかにして食べるはずだが、どの地方だったかは記憶にない。
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