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在日ふぃりぴん人よもやま話

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懲りない毎日新聞:まだカルデロン

2009.05.08

category : ふぃりぴん人

tags : カルデロン フィリピン人 フィリピン 毎日新聞

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毎日は今度は自社内の記者ではなくて外部の人間にこんなことを書かせ記事として掲載している。

こんな書き出し。

不法滞在で17年間日本に住んでいたフィリピン人、カルデロンさん一家が、在留許可を認められず、両親は今年の4月に帰国。中学校に通う13歳の長女のり子さんのみ在留が認められたニュースは、まだ皆さんの記憶に新しいと思う。



両親は日本の出入国管理法に違反したのだから同情はできないという意見もあるだろうが、「帰れ」と彼女の通う中学校の前でデモまで行う必要があったのだろうか。日本で生まれたことまで否定されてしまうのか……。埼玉県弁護士会が会長声明を出し、「親子を引き離している」と指摘し、「家族にも在留特別許可を出してほしい」と訴えたことは救われた思いだ。



いや、日本で生まれたことまで否定なんかしてないでしょ。ただ、自分もあのデモは無用だったと思う。

が、「親子を引き離した」というお涙頂戴式主張はやはりおかしい。日本政府が強制的に娘を帰国させなかったとでも? カルデロン一家は一家揃って帰国すべきだったしそうできたのに自らそうはしなかった、夫婦らが再度日本に入国し在留する手段として冷酷にも娘を日本に残した、が事実でしょうに。

それぞれの国の事情があり、カナダは広いし人口が少ないから、と言ってしまえばそれまでだが、今回のことはカナダだったらきっと別の形で終結したに違いない。



それぞれの国に事情がある、そのとおりです。そしてそれぞれの国で法律も違う。

ここにはそれこそ、偽造パスポートで入国して来た人もたくさんいるし、戦争から命からがら逃れて来た人たちもいる。政治的、経済的な理由の難民もいる。カルデロンさんのフィリピンでの生活がどのようだったかはわからないが、国民の80%もしくはそれ以上が貧困の中で生活しているのだから、豊かな国へ……と夢を描くのは当然のことだ。



夢を描くのはいい。それは誰も止められないでしょう。でも法律を破ることと夢を見ることは別だ。前者はやはり許容されない。法治国家なら。また、後述するけれども、カナダだって経済難民と言われる人たちを誰でもなんでもかんでも受け入れているわけではないでしょう。

CTVでアーリン・アミというフィリピン系2世のカナダ人女性プロデューサーが撮った”Say I do” というドキュメンタリーを見た。初めて明らかになった「メールオーダーブライド」の実態だ。



初めてじゃありません。あなたが知らなかったというだけです。

フィリピンの女性はカナダでnanny(お手伝いさん)の仕事をしている人が多い。このビザはいずれ永住権を取得できるが、学歴の条件があるので該当しない人にはチャンスがない。そのため、女性たちはこのようなウェブに登録し、見たこともない男性からのリクエスト=プロポーズにより、カナダに来る。女性は貧困から脱出するために、自分の家族のためにやってくるのである。もちろん成功する結婚もあればそうでない場合もあり、リスクも伴う。が、もし非常に貧しい生活をしていたら、私たちもそのことを考えないとはだれが言えよう



あなたが好きらしいカナダという国は、ではなぜその永住権付与に学歴面でも条件を課しているのか。人権だなんだという割には、結局はカナダだって多くの国と同様、基本的には自国に貢献できる、あるいはその可能性が高い外国人に対して永住を認めているのだということでしょう?

「もし我々が同じ立場、境遇だったらそのことを考えないとは誰が言えよう」って、だから許される、受け入れてやれという主張? 若い比人女性たち全員ないしほとんどがそうしたメールオーダブライドに登録しているわけではもちろんないし。

ちなみにそのメールオーダブライドはフィリピン側では何年も前に法律で禁止されていて、フィリピン国内の「業者」は(一応)一掃されたものの、フィリピン国法が適用されない他国(日本を含む)では相変わらず業者は存在する。その法律の詳しい条文を読んだわけではないのでアレだが、こうした「事業」はいくらネット上のウェブサイトを利用するといってもフィリピン現地国内にスタッフがいないとほとんどできないことでもあって、フィリピン人や「外国人」が女性らを集めたりリアゾン的役割をしている者が必ずいるはずだし、あるいは国内にそうしたスタッフがいないとしてもネットを利用しての「違法行為」は取り締まれる(アクセス禁止その他)はずなのだが、法的にそれを摘発できないのか、あるいは比国政府は手が足りなく摘発できていないのか、はたまた現状を知りながら見て見ぬふりをしているのか。(一番最後がもっとも怪しい、と自分はみる)

あと、記事ページ中にある写真についたキャプションの一部。

このファミリーはもともと中国系で裕福だが、フィリピン人の多くは英語が流暢なので、カナダでは一世でも社会的進出が著しい



「比国の中国系=裕福」は必ずしも常にそう言えるわけでもないのだが。また、フィリピン系とかだけでなく、またカナダに限らないが、「一世」が社会進出しているのは彼らの努力の賜物であって、英語とかその国の母国語が流暢だからというわけではない。そして「フィリピン人の多くは」って、あなたが知るのは在カナダのフィリピン人だけでしょう。「フィリピン人」なのか「在カナダフィリピン人」なのかどっちなんでしょーか。


しばらく前にチャットで一度だけ話したマニラに住む比人女性(40過ぎ)と1ヶ月に一度程度の割合でメールを交換している。彼女は若かりしころ、日本にダンサーだかシンガーとしての興行ビザでもって働きに来ていた一人で、結婚しないまま日本人男性との間に娘を産んだ。シングルマザーで不動産関係の職で働く母親は日本に再度来るチャンスは今後もほぼないだろうことは理解しているが、その娘は今大学生。写真を見るといかにも日本人とのハーフっぽい容姿のその娘は、最近「いつか日本に行きたい。日本に行って父親を探して会ってみたい」と言い出し、大学で日本語コースをとっているんだという。

そんな彼女(母親側)とそうしてメール交換をしていてのカルデロン騒動。彼女によれば現地のメディアにもカルデロン夫婦がちょっと前に取り上げられていたとかで、「彼らが言うことはおかしい」と感じたそうだ。自分のしたいこと、望むことはそれぞれあっても、それを叶えるために法律を破ったり道義を曲げてまでするのはだめだ、と。娘にもそう話した、と彼女はメールで書いていた。また母親は日本行きを希望する娘には、若いからこその様々な誘惑があるだろうことを知っており、それも心配しているからこその娘への忠告らしい。

自分にとってはでたらめな社会と感じざるを得ないフィリピンだけれども、善良な人たちがいるからこそまだ興味関心があったり「好き」という部分もある。だけど「恋は盲目」、「あばたもエクボ」的になんでもかんでも無条件に好きだったり許容できるわけでもない。

そう、フィリピンは自分にとっては「好きだけど嫌い、嫌いだけど好き」な国なのだ。

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カルデロン問題: 現地メディアのいい加減さと在日フィリピン人の反応

2009.04.17

category : 日記

tags : フィリピン フィリピン人 カルデロン Calderon

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あとは粛々と方針どおりに今後も法務省なり入管なりがやってくれればいいので、どうでもいいと言えばなんだがやっぱりもうどうでもいいカルデロン問題。

あちらフィリピンの2大テレビ局もこの家族について報道し、中でもABS-CBNの人気番組のひとつ、TV Patrolでも取り上げた。現地ではこの番組の視聴率はかなりのものである。ちなみにこの番組のアンカーの一人の妻が昨日自宅で頭を撃たれて倒れているところを発見され、今現在大きなニュースのひとつになっている。警察は容疑者として夫であるキャスターを連行したが、娘は母親が自殺を図ったと証言しているそうだ。

さて、フィリピン現地メディア(オンライン版)でこんな記事があった。相変わらず、そして日本のメディアと変わらずあちらのメディアも信用ならん。そして悪いことに、彼の国では日本よりさらに多くの人たちが「テレビが、新聞が言っているんだからそうなんだろ」な人たちなのだ。(爆)

今回はこの記事(原文は英語。ここでの部分引用は日本語に訳してからとする)にちょっと突っ込む。

アランそしてサラ・カルデロンは1993年に偽造パスポートで日本に入国。



偽造パスポートは同じだが、二人別々に違う時期に入国したのに二人一緒に来た、みたいな話になっている。

13歳の娘を残して帰国する夫婦には日本の国民の多くから同情を呼んでいる。



もちろん日本のメディアも相変わらず(そのうち新聞、放送局、広告出稿しているスポンサーにボイコット運動でもおきないだろか)だが、「国民の声」としては逆の声のほうが大きいという事実は伝えない。

カルデロン夫妻は日本政府が二人に再入国を許可するとしたら、短期査証を申請するためにまず仕事を探さなければならないと語った。



それは査証発給審査において無職だと条件が悪いからなのか、あるいは単純に渡航費用が無職の状態では捻出できないから?

アランは彼らの名前は入管のブラックリストには入っていなかったと語った。



ここでいう入管ないし移民局というのは、彼らが母国であるフィリピンでそのブラックリストに入るということはあり得ないので、当然日本の入管のリスト、のことである。しかし入管が拒否対象者本人に、「あんたは入国拒否者リストに入ってます/入ってない」とか言うんだろうか。それにブラックリストに入っている人間だけが査証発給されないわけでも、上陸時に入国審査であんたはだめ、帰んなさいと言われるわけでもないのだが、そんなことは分かってないのだろうか。

“I feel sad,” Noriko earlier told reporters at their home in Warabi, north of Tokyo.

“I won’t have delicious food made by my mother anymore. I feel full of uncertainty,” said Noriko, who saw her parents off at the Narita airport last Monday, surrounded by a crowd of reporters, public broadcaster NHK said.



ここは原文ママ引用。って、この記事を書いた(署名がある)フィリピンメディアの記者、テレビでNHKの放送見て記事書いてるわけだね?(爆)

そしてここが笑ってしまった部分。

彼(アラン)は英語はほとんど話せないが、日本語は流暢である。



ええええええええええええええ?
「フィリピン人はみな英語話せます」って誰か言ってなかった?(爆) 日本語が流暢って、日本でこんな形容があっても笑う人しかいないだろう。てか、ろくに日本語ができないフィリピン人記者(なんだろう)がどうして流暢って判断できるの?

またアランは日本語が流暢なだけでなく、細い目、白い肌、濃い眉毛と短い髪で日本人にさえ見えるのだ。



えええええええええええええええええええええええええええええ?
まー、容姿については他人のことを言える身分じゃないのでおいておくけど、日本人には見えないでしょー、彼。

アランはどうして日本の当局に見つかったかについて詳しくは話さなかったが、同胞である在日フィリピン人の密告によるものである可能性は否定した。



だからこそ当人もこのことについて触れているものと思われるが、実はこれは多い。例えば不法滞在同士、あるいは不法滞在と合法的に在留許可を得ているフィリピン人同士でも、多くの場合日常的にパーティやら友人宅を訪れるときに一緒にとか、あるいは教会でなどなど、交わる機会が多い。(フィリピン人以外の外国人でも珍しいことじゃないが)

すると、同胞だ同国人だなんだといってもそこはやはり人間、好き嫌いもあるし相性もある、さらには喧嘩、喧嘩までせずとも「あいつ気にくわない」やらみんなでお金を出し合ってクリスマスパーティをやろう!なんて場合でその他人の金を集めたものを懐に入れてしまうとか、同国人だろうが騙してやはり金をせしめるとかいった、不埒な輩も国籍や人種に関係なくいたりするわけだ。

そして不法滞在の者については、皆警察や入管に通報することが相手を具体的に攻撃するかなり強力な武器になることを承知している。少なくとも日本にいられなくしてやることが「ほぼ」できるぐらいには強力なのである。自分も知り合いや面識はないがチャットで話した在日フィリピン人から、「とある不法滞在フィリピン人を入管に通報したいが直接電話するとか手紙を書く以外に方法はあるか」と相談されたことが数回ある。

そしてカルデロン夫婦の場合、密告だったかどうかも入管や警察は彼らには絶対伝えないし、おそらく法廷でも密告による発覚だったのかどうかは明らかにはしないだろう。

どうして娘にタガログを教えなかったのかという問いに、アランは「我々は教えようとしたが、娘は日本語を話す(学ぶ)ことを選んだ」とした。「娘が家の外に出れば、友達やクラスメートは皆日本人です」



前段が本当だとしても、教えるべきだった。それにインターナショナルスクールにでも通っていれば別だが、公立学校に通っていれば友人などが日本人ばかりなのは当たり前だ。ここは日本。

アランとサラによれば、彼らは娘が16歳か18歳になったときにはまた日本で暮らしたい、だが娘が帰化申請できるかどうかはまだ分からない、と語った。



はあああああ? 16とか18歳というのは普通に考えればまだ高校生。その高校生の娘が親を定住者として呼ぶことはできんでしょう。

てか、とにかく日本で暮らすことをまーだ諦めてないわけだね。つまり今後もゴネまっせ、と言っている。もちろん日本国内でゴネるのとあちら現地でゴネるのとでは大きな違いがあるが、現地だとしてもゴネ出すときっとまた「支援弁護士」なんちゃらなどが「また使えるぞ、この家族。うひひ」と動き出すかもしれない。


記事は締めで、日本のメディアが一斉にカルデロン一家のことを報道し、この家族にために2万人以上の日本人が署名し、政府に彼らを在留させるよう要望した、とか書いている。反対意見があることは一切書かないわけだ。もちろん加えてアムネスティとか国連人権委員会云々という文が続く。

フィリピン現地のメディアのこの記事でも他の記事でも、彼らカルデロンがなぜ母国に一家揃って帰国することをここまで嫌い、なぜ執拗に日本に留まることに固執するのか一切報じない。多くの論調としては、彼らが違法な方法で日本に入国し不法に滞在したことは大したことではないと考えているような書き方しかしておらず、他国の法やルールを無視、あるいは自分が知るどこか日本以外の法などが正しく日本は間違っており、しかも「日本が冷酷にも親子を引き離した」というものだ。

離別を選択したのは彼ら自身であり、子供の人権だかなんだか教育を受ける権利は母国フィリピンでも享受することができる。やはり自分にはどうしても彼らが娘を逆人質のように日本に置いていった、娘が日本にいる限り、夫婦も再度入国できるチャンスがあると踏んでいるようにしか思えない。

こんな言われ方をするのなら、法相はやはり3人一緒に国外退去させるべきだった。現内閣には仕事でしか使ってはいけない外交官パスポート(でいいんだっけ?)を使ってプライベートでフィリピンに飛び、趣味の蝶の採集に出かけたりしてフィリピンを知らないわけではない鳩山(弟)なんてのもいるわけで、鳩山その他事情を知る者たちは森法相に「いや、フィリピンだってちゃんと大学までありますから」となぜ言わなかったのか。ん? まさかその鳩山とかが逆に影で動いたとか余計なこと言ったんじゃないだろーね?(爆)


思うに。支援派援護派ばかりの声が大きく、かつ彼らは日本人だけでなく(フィリピン人以外も)の在日外国人の一部、そしてもちろん海外にいる外国人もそちらに加わっていて、英語その他日本語以外でもこのケースについて(自分の意見と信条に都合のよい部分だけ)情報発信したり、意見をネットなどで書いていて、いわば「声が大きい。」

しかし反対する側で日本語以外でそうしたことをする者や発信数が圧倒的に少なく、国外では押しきられるような状態、というのが今なんだと思う。


てか、カルデロン、なぜに日本ではなく韓国に行かなかったの? 韓国では数年前の法改正で、外国籍でも公職だか政治家になれるようになっている。以前韓国人男性と結婚して韓国に在住していたフィリピン人女性が、夫が亡くなってからも韓国に留まりそうした職に就いたとか読んだ記憶が。(たしか。間違っていたら突っ込んでもらいたい)


最後に。

在日フィリピン人オンラインコミュニティのひとつのフォーラムでは、この家族についてのスレッドがたっている。メンバーたち(つまり在日フィリピン人たち)の意見はもちろん様々だが、自分が見るかぎりここでも否定的な意見の者が多いように思われる。中には「彼らは今回は運がなかった」とか「弁護士連中がばかだ(=やりかたが下手)」などという意見も。

フィリピン現地メディアについても「すべて信用できないものばかり」とする者と、「信用できないものと信用できるものとがある」と言う者がいる。闇雲にメディアが言っていることをすべて信用してしまう現地の庶民の多くと比べれば、こと日本で起きていることなどについては、在日フィリピン人の多くがあちら現地のメディアがいつもいい加減な報道ばかりということを知っている。

ちなみに言うまでもないが、オンラインフォーラムなのでメンバー登録しないと書き込みはできない。メンバー登録も主宰者が手動で行っているので、荒らしはできないししないよーに。

もう少しカルデロン

2009.04.15

category : ふぃりぴん人

tags : フィリピン フィリピン人 カルデロン Calderon 2ちゃんねる

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時間があるときにちょこちょことネットでカルデロン一家について検索してみている。正直この家族についての興味はもうそれほどない。これだけゴネるのはちょっとアレだが、不法滞在フィリピン人なんて自分の周囲では特に珍しくもないから。ちなみに昔も書いたが不法滞在をしている(日本に限らず)フィリピン人のことをフィリピン人たちはTNT(tago na tago=逃げ回るの意)と呼ぶ。

自分が今興味と関心があるのは日本政府、法務省、入管、法相の今後の動きが主であって、次に自分以外の他の人たちがこの件についてどう思い考えているのか、という点。カルデロン夫婦が帰国後現地当局によって訴追されるなんてことは同国のこれまでの経緯からいってまずあり得ないし、自由にしたらいい。母国なんだし。しかし近い将来また「家族3人一緒に日本に定住したい」とか言ってゴネ出し、それにまた感情論だけで支援だ援護だと騒ぐ連中が出てきたらそれらについてはもっとフォローする。(かもしれない)

さて、例えば "Calderon +Noriko" というキーワードでGoogleで検索してみたら、ヒットしたのは約25,400件だった。その検索結果のページを見ていると、日本語以外(つまりそれらのほとんどは外国人ないし海外発信のブログやらニュースサイト)も多い。ただしCalderonはごく普通にスペイン語姓であるので、まったく関係ないサイトやページももちろんあるが、+Norikoと加えれば関係ないサイトを検索結果からだいぶはじくことができるだろう。

そしてその多くは「日本は親子を引き裂いた」という論旨であり、日本国内の支援派援護派と同じ主張や論調であるようだ。

引き裂いたって。(爆) 親子あるいは夫婦にはもちろん3人一緒に帰国するという選択肢があった。いや、本来これを選択肢といってはならない(複数あって選択肢と言えるがこのケースではこれが本来あるべき唯一の行動だったはずだ)と自分は思っているのだけれど、これだけ長い間ゴネてゴネまくったあげく、結果的に国外強制退去処分が執行されず、そのための強制収容されなかったらあくまで「自主帰国」というのはなんだかなあ、なのである。

前にも書いたが合法的に在留資格を得ている在日フィリピン人の少なくない者たちは、この家族には眉をひそめているのが現実だ。それはもちろん今回のこのカルデロン一家の言動によって、自分らフィリピン人の日本での評価や評判、イメージが悪化することを危惧しているからで、これは当然だ。またもう一つには、合法的にかつ正しい手続きできちんと在留許可を得ている彼らからすれば、本来日本にいることはできないカルデロン一家がゴネることで在留許可を得るとしたらそれこそ不公平だ、ということ。

個人的に知る在日フィリピン人たちの中には、それこそかつて不法滞在で摘発され、国外退去処分になったことがある者もいる。が、その彼らも今はきちんと合法的に日本で暮らしていて、「日本にいる、暮らしている、働いている」その身分や立場は至ってまっとうなものだ。

もちろん中には「我々比人を自由に行き来させない国は冷たい、そうした(日本などのような国家は)国を(我々フィリピン人に)開くべきだ」という議論にもならない程度の知識、見識、理解力と現実の認識力に欠けている者もいないではない。

この手の連中には例えば、「では、あなたの国フィリピン共和国ではどの外国人にも査証なしで入国させ、在留させ、就労その他すべてフィリピン国民と同じ権利を与えているのか?」と問うてみる。本当のところどうなのか。実際そんなことはあるわけもなく、ある意味彼の国フィリピンでは日本より厳しい。例えば日本では日本人の配偶者となった外国人には就労についての制限はないが、フィリピンではフィリピン人と結婚した外国人に自動的に就労許可が出るわけではないし、業種によっては外国人の就労やそれを業務とする法人の代表にはなれない。

(ただし第二次大戦後、戦勝国そして「同盟国」である米国と豪州の国籍保持者に対してだけは、そうした「外国人」でも土地家屋所有や就労、通常外国人には禁止されている業種でのビジネスなどを特別に許す「特恵条項」というのがあった。今日フィリピンで見られるレストランやバーなどでアメリカ人やオーストラリア人が経営しているところはその名残りであり、既にこの条項は現在では撤廃されている。また、現在日本人、中国人、韓国人がこうした飲食店その他をフィリピン国内で経営しているその多くは他人名義登記など「裏道」を利用していることがほとんどだろう)

そしてこの手の連中にこう聞いて返ってくる答えは決まって「自分は知らない」だ。(爆) 感情だけでものを言っても始まらない。


前回も引用し中立性やできるだけ正しい情報を伝えようとする意識の点では好ましいe-politics Wikiから別な部分を今回は引用してみる。

社説:カルデロンさん 親と日本で、に道開け(信濃毎日新聞/2009/03/08)
http://www.shinmai.co.jp/news/20090308/KT090307ETI090014000022.htm

両親と離れて日本で1人で暮らすか、勉強をあきらめてフィリピンで暮らすか-。13歳の少女に、あまりに残酷な選択肢だ。教育を受ける権利や、親と引き離されない権利を定めた「子どもの権利条約」にも反している。



「あまりにも残酷な選択肢」というのは極めて感情的かつ主観的な形容ではないか。主観的な形容詞をふんだんにちりばめた文章が書きたい(そしてそれで生計をたてたい)なら小説家にでもなれ。それに今回のケースで「教育を受ける権利、親と引き離されない権利」を放棄したのは明らかにカルデロン一家たち本人らである。

なぜ「教育」は母国フィリピンでは受けられず日本でしかだめだというのか。

確かにフィリピンの教育システムは充実しているとは言い難い。義務教育は小学校だけで、受け皿としての学校、これは小学校、高校、大学その他すべてについてだが、決定的に不足している。しかもさらには教職員の数も絶対的に不足していて、そのために小学校でさえ「夜のクラス」に通わざるえない子たちが多数いる。昼間だけでは教室も教師の数も足りないからそういうことになってしまっている。

さらにはその義務教育である小学校でも日本のように給食以外ほとんどすべての教育を受けるための費用は国家が持つ、ということが実現できておらず、これは「本当の」貧困家庭の子供たちが義務教育である小学校にさえ通うことができないという現実も生み出している。


さて、カルデロン一家はなぜ一緒に帰国(家族3人一緒にいられる)することを嫌がり、最後には「まだ子供で一人で自分を守れない娘」を日本に残し親夫婦は帰国するのか。

彼ら(カルデロン親)が正直に言えない本当の理由を察することはできる。もちろんそれは経済的なことであり、つまり彼らは経済難民(この言葉はどうも好きになれないし本当にこう呼ぶことが適当なのかも自信がない)なのである。

彼らは「たまたま」違法入国不法滞在先として日本を選んだ。それはもしかしたら香港とか韓国とかカナダとか米国だったかもしれない。しかしこの「母国の国内法と相手国の法律を犯しても自分の利益を優先する」というのは悪しきフィリピン人の特性といってもいい。(いつも何度も書くが、フィリピン人皆が同じではもちろんない)

日本やその他海外の支援派援護派、日本は冷たいぞ馬鹿野郎派連中は知っているのか知らないのか、そもそもフィリピンで本当に貧困に喘いでいる人たちはこうした違法海外出稼ぎさえできない。彼らのほとんどはより贅沢な、豊かな生活をしたくて法を犯す。贅沢することや豊かな生活を望むのは不思議でもないし、それを望んだからといって誰も責められはしないけれど、法を犯しても、あるいはそしてそれについて「貧乏だから」という言い訳することはやはりどこでのいつでも許されない。

そうした彼らが自己弁護、あるいは自らの責任回避のために言い訳するのと似て、援護派支援派は感情論ばかりを全面に出す。かわいそうディバー、である。メディアは同じく感情論で押し出すことでセンセーショナルな「ネタ」として扱える。


また、今回の件でフィリピン政府のほうが日本よりしっかりしているとかまともだと思っている人もいるようだが、自分からみればそんなことはない。今回は騒ぎになったのでカルデロン一家が帰国すれば生活や就学支援するとか言っただけで、カルデロンのようなケースは書いたようにフィリピン、フィリピン人ではそれこそ年がら年中あることなのだ。他国に違法入国不法滞在していて母国に強制送還された自国民が帰国したからといって、いちいち今回のカルデロン一家について表明したような支援などとってはいられない。そしてもちろん法的には処罰できてもそれもしない。

報道では在日フィリピン大使館が家族と連絡を密にとか政府の出先機関として支援を、みたいなことがあったが、このフィリピン大使館がそもそも適当で信用ならない。かつて渋谷の南平台、今は六本木にある在日フィリピン大使館の周囲には、常に何人ものフィリピン人相手の飲食店やその他の店舗、保険その他のセールスや客引きのフィリピン人がたむろしているが、かれらのほとんどはそれこそ不法滞在フィリピン人、TNTである。大使館近辺にパトロールの警察官がやってくるとそれこそクモの子を散らすようにちりじりバラバラに逃げる。自国民の保護は大使館の業務の一つに違いないが、その大使館前に不法滞在の自国民が常時たむろしているのはかなり異常に思える。



続きはこちら >>

カルデロン夫婦: フィリピン現地メディア第一報

2009.04.14

category : ふぃりぴん人

tags : フィリピン フィリピン人 Calderon カルデロン

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帰国はJAL便だったそうな。で、昨晩遅くにマニラに到着。

日本のメディアと同じくろくにちゃんと取材やリサーチをほとんどしないフィリピンのメディア(大手であってもであってそれは日本と同じだ)の第一報のひとつはこちら(当然英語記事)。

日本の某テレビでは本日未明とか言っていたが違うだろ。現地メディア第一報にあるように、偽装旅券で出国したのだからそのまますぐ空港を出られるわけもなく、空港内の移民局オフィスに連れて行かれ簡単な事情聴取が行われた模様で、そこから解放されてメディアの前に出てきたのが「本日未明」、ということ。

その現地メディア記事の終わりでは、日本の法務省が夫婦二人には国外退去命令を出したが、代わりに日本に在留し続ける娘に会うために再入国させることを約束した、みたいなことを書いている。

してないし、そんな約束。そんな約束誰がした? 法相が言ったのは、「通常5年間無条件入国拒否期間があるけど、今回は特別に1年経過しておらずとも娘さんに会うための短期滞在だったら考慮します」と言っただけ。ナニを期待しているのかは良くわからない(いや、アラン・カルデロンは「また3人一緒に日本で暮らしたい」とかのたもーてるのだが)が、実際問題この夫婦が日本に再度入国まではいいとして、そしてほぼ間違いなく本人たちが申請すれば娘に会うためには短期査証は発給するのだろうけども、定住者としてというのはほとんど無理だろう。

そして前記事のコメント欄で書いたことへちょっと補足。

確かに以前は他人名義(兄弟姉妹、親族の名前を使うことが少なくない)の旅券で、つまり違法入国したフィリピン人が入管に見つかり、収容されて取調べを受けたあと国外退去処分になる際、本名ではない偽名のままで入管での取調べも通し、入管側も本名は何かを追跡調査せず、その偽名のまま帰国した者がいないわけではない。

ただし今回のカルデロン夫婦の場合は日本で訴訟も起こしているしこうした騒ぎにもなったので、日本の当局と比国側当局の間で連絡を取ったのは間違いなく、身分確認はこの夫婦については行われていることと思う。

また今日の一部のテレビ報道では、カルデロンは偽名を使おうと思ってしたんじゃないと申告していた、と伝えた。旅行代理店に頼んだら偽名のパスポートを取ってしまった、と。

事情を知らない人はまず「そんなことあり得るのか!」と思うかもしれないが、旅行代理店というのは実際はフィリピンに今でも多く存在する海外出稼ぎブローカのことであって、まともな業者もいれば違法行為など屁とも思わない業者と同じく屁とも思わないその利用者(カルデロンのような)たちもいるのである。そんなことがまかり通っている国でもあるし、この国やフィリピン人と関わりを持つ少なくない日本人たちも「それは普通だよ」とうそぶく、そんな世界なのだ。(もちろん遵法精神を持ったフィリピン人だっているが)

こういうカルデロンの言い訳を聞いた入管も、長年違法入国や不法滞在者の相手をしてきているので「ああ、そうですか」と信じるわけもなく、いちいちそれをメディア含め外部に発表する義務も義理も入管にはないが、ゴネに加えてこうした嘘で塗り固めた言い訳からの態度の悪さは当然心象だってよくはなるはずもない。

自分の周囲で不法滞在していたフィリピン人が入管に出頭しようと思っているんだけど、などと相談を受けた場合は、必ずすべてのことについて正直に話せ、と言うことにしている。子供じみた嘘が通る相手でもないのだが、とかくフィリピン人はその嘘や言い訳が相手に通るか通らないかの判断ができずにそうした意味のない嘘をつく(者が多い)。

自分にとって最終的にどうすればできるだけ損をしないで済むか考えろ、嘘がバレれば損するのは自分だし、入管は神様じゃないんだから謝れば許してくれるなんてこたあないぞ、と。「正直者がバカを見る」的なフィリピン社会で生まれ育った者たちの多くがこうした嘘や言い訳をすることについてなんとも思わないのはある意味当然なのかもしれないが。

不法滞在中にそれが発覚、帰国し現在もフィリピンにいる連中も何人か知っているが、その多くはおそらくもう二度と日本へは来れないことを薄々分かっている。「しょうがない」 一言で言えば連中の今の思いはこれに尽きる。

どこまで刹那的なんだか。何かする前にもっと考えてよ、お願いだから。(爆)
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ふぃりぴん人との付き合いでは噂話は欠かせません……(そうか?)
ここ最近はKubuntu LinuxWordPressなどに夢中。Friendster, Tagged, hi5, Multiplyその他SNSには飽き気味(苦笑)

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