2007.06.24
category : ふぃりぴん
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フィリピン DSL フィリピンのネット環境
フィリピンに住んでいるわけじゃないので自分にはほとんど関係ない話だが、フィリピンでレンタルサーバその他IT関連ビジネスをしているフィリピン人のブログに彼の国のネット接続環境についての記事があった。
フィリピン国内でISDNを経てDSL接続が提供され始めたのち、PLDTがサービスを開始してから接続速度は次第に速くなってきており、記事の筆者が利用しているサービスが現在最もポピュラーなものかどうか分からないが、1.2Mbpsで月額2,000ペソ弱あたりらしい。
しかしてDSLの性というべきか、PLDT内のサーバとの間では1.2Mbpsの速度が出るものの、"outside world," つまりPLDT外からだと実速はその50%程度らしい。
記事の結びで筆者は、「我々はいつシンガポールのように家庭で100Mbps接続が利用できるのだろうか。2020年?」とため息をつくかのように書いている。
シンガポールだけじゃなく日本だってFTTHは普及しててDSL契約者より今や多いんだぞおとコメントしようかと思ったがやめておいた。
記事についたコメントによると、バヤンテルの2Mbps DSLサービスの利用者いわく、やはり実速は半分以下だそうな。また、バヤンテルのサポートスタッフの客をばかにした態度についても書いているが、同社では接続ができない時は24時間ごとに500ペソ返金するそうだ。PLDTとの差別化というか、それだけサービスの安定度に自信がなけりゃできないことだね、これは。
ちなみに最後にコメントしてるやつは「100Mbps DSLが使えるようになればいいなあ」とか書いて無知を晒している。
最近は実証実験によってWiFiでも相当の距離間で接続が可能であることがわかりつつあるし、衛星経由なんてフィリピンにとっては当分夢物語みたいなことは言わないで、離島や山間部が多いこともあって元々無線通信(ハムその他)が盛んなフィリピンなんだし、ここは強力なアンテナを使ったWiFi網を全土に、というのはどうだろう。もちろん都市部でもより安価に実現できるのではないだろか、これ。
ラモス時代には「2000年までに全土にファイバー網を」なんてことが政府から叫ばれていたけれど、んなもんはなから無理なんだって。
でも庶民の多くがプリペイドカードによるネット接続をしてたりネットカフェを利用せざるを得ない現状では、DSLでさえまだ高嶺の花の部類なんでしょうねえ。そりゃそうだ、2,000ペソは大きいよね。
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