在日ふぃりぴん人よもやま話
どの他言語からでも対日本語へ(あるいはその逆も?)はほとんど使い物に(たぶん、まだ)ならないGoogle TranslateやYahoo!の同種サービスだが、最近Google Translateはリニューアルした。
上のスクリーンショットでは画面右側にTranslateというボタンが見えるが、新しくなったGoogle Translateでは例によってAjaxを駆使してそのボタンを押さずとも単語の場合なら入力するだけで下に指定言語訳が表示されるようになった。
単語や文章を手入力する以外にも、上の画面にあるようにどこかのウェブページのURLを指定したり、ローカルのPCにあるテキストファイルをアップロードしてそれに対して翻訳を試みることも可能。(自分は利用したことないけど)
結構な数の言語がサポートされているようだが、比国の言語(language)あるいは方言(dialect)としてはFilipinoだけがサポートされていて、その他の比国内の言葉のサポートはまだなされていない。
GoogleはGoogle Talk上でもこれを利用した「ボット」を用意していて、つまりGoogle Talk上でそのボットを追加しそれに翻訳したい単語なり文章をそのボットめがけて送ると、翻訳を返してくれる。ただしボットは言語Aから言語Bという具合にそれぞれ分かれており、すべての言語組み合わせが用意されているのかどうかは不明。さすがに日英、英日それぞれのボットはあったが、やっぱり使い物にはならない。(笑)
チャットで「オレ、タガログわかんないから」と言っているにもかかわらず、タガログで話しかけてくる連中との会話ではまま重宝している。てか、基本的には「え、なんだって? 英語でお願い」と相手に聞きなおすことにはしているのだが、英語が不便な比人が少なくないので仕方なく最近Google Translateをまた使い始めた。
つくづく階層社会、社会階層というか、それがある国、社会なんだなあと改めて思う。もちろん世界どこだってそうなんだろうが、日本なんかと比較したら比国はよりはっきりしているというか。知り合いのピノイの多くは月額にしてP35,000とかP40,000とか、あるいはそれ以上の収入がある連中だが、自分がチャットで話す少なくない比人の女の子たちはその額を聞くと、「ええ? ウソでしょ」とか良く言う。
そのピノイ連中に言わせれば、そうした月額収入は「金持ちとか優雅な生活ができる額でもない、でも貧乏とも言えない、中間? 独身者だったらまあけっこういい生活できるだろうレベル」だそうだが、何が優雅なのかは人によるよねえ、やっぱり。
一方「ウソでしょ?」とか言う女の子たちの大半は、それこそ以前はエンタテイナー(=ホステス)として日本に出稼ぎに来ていたことがあるが、それも今はできなくなって生活に困窮している子、あるいはじゃぱゆき経験はなくとも仕事や収入がほとんど常になくてやはり生活に困っている子たち、だ。
自分が好きになれないのは、確かにあちらでは仕事を得るためには熾烈な競争もあるだろうけれども、彼女たちが他人(特に我々外国人)に言うほど仕事がほんとにないわけではなく、多くの場合彼女らが怠け者だったりあれはいやだそれはできない、そんな安い給料なんかで働きたくないとかいう我侭から無職状態を続けていること。
例えば知る元エンタテイナーだったある子は、マニラ某所で毎朝早くから野菜を売って家族を助け自分の生活もしているし、別な子は同じく元エンタテイナーで以前は日本に来ていた子だが、今は某所のコーヒースタンドでウェイトレスと掃除婦をしている。
そんな子らもいるけどねえ、そういう子たちも知ってるけどねえと「仕事ない仕事ない」ばかり言う子たちに話すと、「just lucky sila(彼女たちはラッキー)」とか言う。がんばってる子達のことはただ「ラッキーなんだよ」と言い、自分たちは「ラッキーでもない、カワイそうでしょ、アタシ」と。
んで、彼女らが精を出すのは、「自分をこの国の過酷な生活から引っ張りだしてくれそうな外国人男性を見つけて捕まえる」ことなわけだ。ま、カラスの勝手でしょ、ではある。
いつものように話がズレたが、Google Translate、単語レベルではまま使えるので必要な方はお試しあれ。
Author:Tsismoso
ふぃりぴん人との付き合いでは噂話は欠かせません……(そうか?)
ここ最近はKubuntu LinuxとWordPressなどに夢中。Friendster, Tagged, hi5, Multiplyその他SNSには飽き気味(苦笑)