やっぱり比国でも大企業はちゃんと考えている。
PLDT announces Wireless Landline | YugaTech | Philippine Technology News & ReviewsPLDTとBayantelが、「無線」による電話、つまり銅線電話回線を敷く必要がないランドライン、いわゆる「携帯電話でない普通の電話」の提供を開始する。これは工事をダラダラする彼の国ではいい方法なのではないかと思う。もちろん無線方式であっても設定はいるだろうし「ダラダラさ」がそれに影響しないとは言わないけれども、電話線工事自体が要らないというだけでかなり違うだろう。
PLDTは全土を対象として当初からサービスを開始、Bayantelは首都圏とその他いくつかの地域でサービスを開始する。PLDTは配下のSMARTが持つGSMネットワークを利用するサービスで、一ヶ月600通話あるいは10時間まで、そしてそれに加えてSMS120回、BayantelはGlobeのWCDMA(いわゆる3G)ネットワークを利用し国内のランドラインすべてへの通話で制限なし。しかもこちらは3Gネットワークのためブロードバンドネット接続もサポートしているが、PLDTはサポートせず。
思うにPLDTは無線方式ネット接続の
Smart Broが既にあり、首都圏以外
ではでも順調に顧客数を伸ばしているのでこれとの競合を防ぐ必要があるのではないかと思われる。というかGSMネットワークではそれほど高速データ転送はできやしないんだろう。
この
Smart Broでは無線LANアダプタがないPCやユーザのために、USB接続型の無線LANモデム(モデムじゃないと思うがそう称している)をも用意、同社の無線アクセスポイント(hotspot)があるところなら比国内どこででもネットに接続できるとしている。「ダイヤルアップの7倍も速いよ」なんて言っていて、つまりはフィリピンではまだまだダイヤルアップユーザが多いということだろう。
そしてこれらのサービスの利用で、
Yahoo! Mail、
Yahoo Messenger、
Friendsterなどのフィリピン人ユーザが増加するんだろうな。
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