
アプリケーションなどの新バージョンがリリースされてもパッケージが更新されるとは限らないし、特にまだ7.10の自分はその傾向や可能性が余計高い。(泣)
だから良く使うアプリやツールはそのオフィシャルサイトをできるだけチェックし、最新バージョンがリリースされればソースのtarballでもいいからダウンロード、それからビルドして入れ替えるということをしている。ただし昔(Slackwareとか初期のVine、RedHatなどを利用していた当時)と違って闇雲にカーネルの最新版を追いかけたりは今はしていない。
さて、Kubuntuでは標準のBitTorrentクライアントはKTorrent。悪くないのだがWindowsでは μTorrentを使っていた者からするとどーもまだしっくりこない。非力なPC上でJavaで書かれたアプリもできるだけ動かしたくないし、でも他に何かないかなと探していた。
まずCLI(Command Line Interface)オンリー(実はGUIだかWebページインタフェースもある)のrTorrentというものが目についた。パッケージで探すとUbuntu/Kubuntuにもある。が、思いっきり古い。じゃ例によってソースからビルドと思ったのだが、もうひとつの別なクライアントがあった。(いや、他にももっとあるんだけど) それがTransmissionだった。
実際に使う前から「お、これはいいかも」と思わせられたのは、このTransmissionはGUI版、CLI版、デーモン版、そしてこれ用の別物によってだがウェブブラウザ経由で他のPCからコントロールするためのWebUIもあることだった。(WebUIはKTorrentやμTorrentにもプラグインとして用意されている)
このTransmissionもUbuntu/Kubuntu用パッケージとしてはけっこう古いバージョンしか用意されておらず、これもまたソースを取得してビルド、インストすることにした。
ビルドはあっさり何も問題もなく完了。sudo make installでインストし、KDEメニューから起動してみると、あら?
パッケージでインストールした古いバージョンが立ち上がる。<ーーソースからビルド/インストするならその前にパッケージ版を消せ(爆)
ソースからのインストとパッケージ版とでもインストールされる場所が違っていた。
パッケージ版 ー> /usr/bin
ソースから ー> /usr/local/bin
ええいままよ、KDEメニューのほうを/usr/local/binにある新しい版のほうを起動できるよう変更。ちなみにこのTransmissionはgtkアプリである。
使ってみるとこのTransmission、確かに軽量である。KTorrentと比較すると細かい設定ができない部分が多々ある。例えばKTorrentやその他多くのBTクライアントではサポートしているダウンロード完了後どのぐらいSeedするかを時間あるいは共有率で指定することができない。つまりトレントファイルを食わせてダウンロード開始して寝てしまったりすると、ダウンロードが完了しても明示的にSeedを停止しないといつまでもSeedを続ける。同じく多くのBTクライアントに搭載されているスケジューラもないので、ずっとそのままになる。
自分はOCN経由での接続ではないが、だらだらといつまでも(だらだらといってもFTTHなので続けているとかなりのアップロードデータ量になる)Seedしていたのでは、目をつけられてしまう可能性もありそれはうれしくない。
アップロード転送レートをthrottleしなければ(場合によっては)自分で目標としている共有率達成までの時間は短くて済むかもしれない。だがthrottleしないでそのままにしておけば、上で書いたようにどんどんアップロード量が増えてしまう。かといってthrottle、最大転送レートを絞っておくと、せっかくLeecher側で接続速度が速い者がいてもそれを生かせず、結果こちらのSeed時間が長くなる。うーん。
うまく動くのかまだ分からないが、可能ならいっそのことμTorrentをWINEで動かしたほうがいいのかも、とも思ってしまう。
それでもTransmissionはしばらく使ってみることにする。トップに貼った画像は
Freshmeat.netから。(自分で撮ったスクリーンショットじゃないのでKDE上ではない)
Transmission